top of page
執筆者の写真CITRON

リユース・リメイク・リペア





用事を済ませて立ち寄った先で、猛暑を忘れさせてくれる涼やかな空間に出合いました。見た目にも涼し気な

青竹と満月の空間でした。


イタリアブランドのイベントで、日本古来の竹取物語の幻想的な世界を表現しているそうです。クールで壮大!なのですが、終わった後この材料ゴミになってしまうのかな…と気になってしまいました。調べてみると、使用した竹は、会期終了後に農業用の竹チップとしてリユース予定。とのことでした。


普段の生活、衣食住でも、リユースできることは色々あると感じています。

祖母は古い着物でお手玉を作ってくれたり、実家に泊まりに行くと母が孫のパジャマのひざの穴を縫ってくれていたり、20年前にイタリアで買ったお気に入りの傘をエコバッグに蘇らせてくれました。



時間がないとなかなか手をつけられませんが、私も新しく買わずにあるもので済ますのが割と得意。Yシャツや古ジャンパーから、幼稚園や小学校で必要な体操着袋や鍵盤ハーモニカ入れ、絵本バッグなどを作り、子どもの好きなキャラクターの靴下に穴が空いたらチクチクして「手術終わったよ!」。仮面ライダーソックスを履き倒しました。娘のお気に入りのワンピースに、ハンカチがしまえるようにポケットをつけたりもしました。




厳しく育てられた(?)息子も、制服のボタンも自分で交換。リュックのファスナーも自分で直していました!スパイクの紐が切れた時も縫う、と言ってくれましたが、さすがに新しい紐に交換。超・超不器用・ものぐさな娘もぬいぐるみや自分のお洋服を修繕したことも。数える程度だけど。


自分ではどうにもならないものは専門の方に。20代の頃無理してヒールを履いていたのがたたり、立派な外反母趾の私は、五本指ソックスとビーサンは欠かせません。その中でも思い出いっぱいのハワイから連れて帰ったこの子。12年履いてボロボロに崩れてしまったゴム底を、ダメ元で修理屋さんに相談したらとても綺麗に生まれ変わって戻ってきました✨(冒頭の画像)

思い入れのあるものを修理したり形を変えたりして長く使えると、モノに対しても自分に対しても充足感や幸福感を感じます。

SDG'sとか、難しく考えなくても、自分の好きなもの、何が心地よいか知っておくと、手に入れる時点で取捨選択できるし、長く使う工夫も面倒にならず、買う時にちょっと意識するだけでも、毎日が少し豊かになるような気がします。


CITRONでは、お菓子づくりを通して、きれいで安全に暮らせる環境を次世代に残したいと思っています。環境への負担を減らすため、パッケージや包装、緩衝材などは紙に統一。温暖化や海洋ごみ、マイクロプラスチック問題などにつながるプラスチック製品は使用せず(※焼菓子の個包装を除く)ゴミ箱行きになるのはわかっている、店名などの入ったケーキピックも使いません。ホチキスも使わないし、テープは使っても最低限に。

素材に関しては、自然に育てられ、可能な範囲で無農薬有機栽培のものを使用しています。

『動的平衡』の著者、生物学者の福岡伸一さんが、「なぜ有機的なものを食べなければならないのか」ということについて

「(得体の知れない分子群を身体の中に入れるということは)私たちの動的平衡状態にある身体の中で退けられ、捨てられる。」

「分解、解毒、排泄に余分な栄養素や時間が必要」

「自分自身の環境を損なうと同時に身体にとっていらないものが身体を通過してまた環境に戻る」

→「地球環境も損なう」

との理論が、私の大事にしている『源をきれいにしたならばすべてのものがきれいになる』という考え方と重なると感じています。

...🍷抗酸化作用やポリフェノール摂取できるから、と言いつつ飲み過ぎたら分解、解毒に身体の環境に負荷をかけているってこともわかってはいるんですけど、ついつい🖤

Comments


bottom of page